AGA(男性型脱毛症)は
20代からでも発症する場合があります。
日本皮膚科学会は、
日本人の男性型脱毛症
薄毛、AGAについて
20代後半から30代にかけて
著明となり徐々に進行して
40代以後に完成されるとしています。
思春期以降に薄毛が始まる人もいる
とも明言していて
思春期は8~18歳の時期を指すため
早い人は10代から
薄毛の進行がはじまる可能性が
あることがわかっています。
先ほどの日本皮膚科学会は
AGAの発症割合について
全年代を平均して約30%としていて
男性に3人に1人が発症する
可能性があるということです。
このAGAの原因となるのが
男性ホルモンです。
テストステロンという男性ホルモンが
酵素の働きによって
別のホルモン
ジヒドロテストステロン(DHT)に
変化することによって、
髪の毛の細胞分裂を
阻害することがわかっています。
成長を抑制された頭髪は、
健康な髪よりも短いスパンで
抜け落ちていってしまいます。
一度抜けた髪の毛が再び生え始めるには
時間がかかるため、
だんだんと毛髪の量が少なくなり、
また残った髪も
細く・薄いものが中心となって
頭皮が目立つようになります。
血液中のテストステロンの濃度や
これをジヒドロテストステロンに
変える酵素のはたらきは
遺伝によって左右されます。
家系に頭髪の薄い人が多い場合は
AGAも発症しやすいと言えます。
こうしたAGAは
適切な治療を受けることによって
進行を遅らせることが可能です。
AGAの治療薬の一部は
ジヒドロテストステロンを
生み出す酵素の働きを
抑制することにより、
遺伝由来のものであったとしても
ある程度対策は可能です。
AGAを発症すると、
髪が抜け代わる
周期(ヘアサイクル)が短くなり
成長しきらないまま
髪がどんどん抜け代わっていきます。
一方で、
髪の毛の元となる
毛母細胞や毛包幹細胞といった細胞も、
抜け代わりを繰り返すことで
働きが落ちていき、
次第に髪が生えなくなってしまいます。
AGAを放置していると、
髪が生えなくなってしまう箇所が
どんどんと増えていくことになります。
若いうちからでも
早期の対策が重要となります。
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