化粧水にはまず
お肌に潤いをもたらす役割があります。
私たちの肌は
厚さ0.2mmほどの表皮に覆われていて
表皮は外側から
角質層、顆粒層、有棘層、基底層の
4つの層に分解することができます。
肌の細胞は一番内側にある基底層で作られ
新しい肌細胞によって押されるかたちで
徐々に有棘層、顆粒層に上っていき
最後は角質層まで到達します。
角質層まで来ると肌の細胞は死滅して
垢となり新しい細胞と入れ替わります。
人間の肌はこれを
約4週間から6週間ほどの間隔で繰り返していて
この代謝のことをターンオーバーといいます。
健やかな肌の状態であれば、
ターンオーバーが正常に行われており
その代謝によって新しく生み出される細胞には
天然保湿因子と呼ばれる
アミノ酸を中心とした
水と馴染みやすい成分が十分に備わっています。
また細胞と細胞の間には
セラミドを主成分とする細胞間脂質が行き渡り
水分を逃さないようにすると同時に
細胞間の隙間をなくすことで
外敵の侵入を防ぎます。
さらにはそれらの水分が
蒸発してしまうのを防ぐために
毛穴から分泌される皮脂によって
覆われているという構造です。
ターンオーバーが乱れてしまうと、
健やかな肌細胞の生成を
おこなうことができなくなってしまいます。
細胞内の天然保湿因子や
細胞間脂質が不足し、
皮脂分泌のバランスも崩れてしまい
様々な肌トラブルを引き起こしてしまいます。
化粧水には不足してしまった潤いを補填し
お肌のターンオーバーが正常化するのを
サポートする役割があるのです。
また化粧品メーカーによっては
肌細胞のコラーゲン生成を促す
ビタミンC誘導体や
お肌のもととなるアミノ酸やペプチド
そして健やかな肌の状態へと整える
種々の天然植物成分を
理想的に含んでいる製品も存在します。
化粧品によっていい成分が含まれている
製品もあるので購入する際は
成分表を見ることが大切です。
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