睡眠の質は、
寝はじめの3時間
特に90分間の睡眠を
深くできるかどうかにかかっています。
睡眠の質が良いと、
・スッキリ目覚めることができる
・熟眠感がある
・日中に眠気がなく、頭がスッキリしている
・前日の疲れがとれている
などと生活で良いパフォーマンスを
発揮することができます。
睡眠中はレム睡眠と
ノンレム睡眠の二つを繰り返しています。
寝ついた後
最初にやってくるのはノンレム睡眠で
入眠した後およそ90分後に
レム睡眠がやってきます。
ノンレム睡眠とレム睡眠が
眠ってから起きるまでに4、5回繰り返され
明け方に近くにつれ
ノンレム睡眠の間隔が短く
反対にレム睡眠の間隔が長くなっていくのが
通常の睡眠パターンになります。
ノンレム睡眠は睡眠の深さによって
ステージ1〜4(浅い→深い)の
4段階に分かれていて
ステージ3、4の段階は
徐波睡眠とよび
脳がぐっすりと休んでいる状態になります。
この睡眠がいわゆる深い睡眠であり
これが長くあらわれると
脳、体ともにしっかりした休息を
とることができるのです。
ノンレム睡眠は入眠直後が最も深くなります。
睡眠の質を上げるには
最初のノンレム睡眠を
どれだけ深くするかが重要になります。
人が眠くなるためには
深部体温が一度上がって
その後下がることが必要になります。
就寝前に深部体温を上げすぎて
下がりきらないまま寝床に入ると
寝つきが悪くなるので注意です。
メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれていて
睡眠に誘う作用を持っているホルモンです。
夜にメラトニンの分泌が促されることで
眠気が生じ、また中途覚醒を減らして
深い睡眠を得やすくします。
人の脳や細胞には体内時計が備わっており
覚醒と睡眠のリズムを作っています。
体内時計をリセットさせることで
毎日同じ時間帯に眠くなり
メラトニンが分泌される等
体が眠るための準備を始めます。
体内時計が乱れると日中に眠くなったり
逆に夜の寝つきが悪くなったりするので
睡眠の質が悪くなります。
人の自律神経には脳を活性化させる交感神経と
反対に落ち着かせる副交感神経の2つがあり
ぐっすり眠るためには
夜に副交感神経を優位にすることが
重要になります。
このようなことを意識して
睡眠の質をあげていきましょう。